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編集後記

. Column ... 第010319号
. 河口湖のネイティブを釣る! .

河口湖列伝!
釣行記でも紹介していますが、 私は去年初めて河口湖を釣行しました。
河口湖と言うと、 「釣れるサイズが小さい」 というイメージがあると思います。 これは要するに、河口湖で大量に放流されるている 養殖バスが平均的に小さく、 河口湖でよく釣れあがっているバスがこの養殖バスだからにほかなりません。

ところが何故だか私にはやたら良いサイズばかりがよく釣れる。 自分では特別なことをしているつもりはなかったんですが、 それは明らかに周りで釣れているバスとは違う物、 それがつまりネイティブ(天然バス)だったようです。

バスの「養殖効率」って?

先月発売の雑誌「Basser」の中で、 「魚の飼育で得られる知識」という記事がありました。 その中で河口湖で放流される養殖バスについて、 ちょっと興味深いことが書いてありました。

「養殖バスはペレットという配合エサで飼育されている」 ということは私もすでに知っていたのですが、 意外だったのは、 養殖バスはその「養殖効率」という意味からも、 必要最小限のエサしか与えられていない、ということです。
つまり養殖バスは常に飢えていて、 水面にまかれる「物」に対して非常に敏感である。 反面、本来のバスのエサである「ベイト」に対して エサと言う意識がうすいのではないか、と言うのです。 だから、養殖バスに対しては水面からゆっくり 落ちてくる動きや、 「バラバラっ」と言うようななどが 非常に有効な要素になるのでは、という内容でした。

私だけボウズだった日

これを読んだ時、私はなんで自分に良い魚がよく釣れるのか、 なんとなく分かったような気がしました。 と言うより、JBクラシックの直前に大漁放流され、 誰もがそれこそカツオの一本釣りのようにバンバン釣れているさなか、 自分だけが何故か全く釣れなかった、という事実がようやく理解できました。

その時まわりはみんな 「なんでもいいからプラグを投げれば釣れる」 と言っていました。 今考えると、これはプラグのラトル音に反応していたのではないかと思います。 でも私は、放流直後のバスは絶対ストラクチャーについてると考え、 そこにあったコンクリートのスロープ沿いを常吉でタイトに、 そして小魚のようにスイムさせたりして狙っていたのです。 これは普段私が河口湖でやっている方法そのものでした。
また、去年は河口湖に限らず全国的に ワッキーリグが流行りましたが、 これも「上から落ちてくる物…」と言う点で、 まさに養殖バスを釣るのに最適な方法に思えます。

狙って釣るのがルアーの醍醐味

これらを逆に考えると、ネイティブを狙って釣る方法 というのが自ずと見えてくるような気がしました。
去年の私の釣り方… それはまさにベイトを追い、 ベイトを強く意識した釣り方でした。
今年はさらにこの「習性」を逆手に取り、 例えばノンラトルのバイブとか、メタルジグとか、 そういった釣り方でばんばん良型を狙っていきたいと思います。


K&T Original