From Editor
ファルコンの身分詐称疑惑
~ 疑惑の発端 ~
なんかショックだった。それは利根川での出来事。
ファルコンがうちにやって来て間もなく、我々は早速水郷に出かけました。 もちろんメインの目的はバス釣りなんだけど、 そのついでにファルコンでちょっと悪路を走ってみようかと。 利根川の右岸側、小堀川との間がダートのロングコースになっているので、 小堀川で釣りしつつそこを走れば2度おいしい。
ファルコンは軽快にダートコースを走りぬける。 オルティアの時にはただ「走りにくい道」としか思えなかった場所が、 ファルコンでは面白くて仕方がないのです。

このエンブレムは飾りなのか?
ところが…
調子にのって、ちょっとした崖のようなところを上ってみようとしたのです。
高低差にして1m強ぐらい?
普通の車だったら絶対に上ろうなんて思わないんだけど、
ファルコンだったら行けると思ったのです。
副変速機をフルタイム四駆に切替え、シフトレバーをドライブにしていざアタック! 崖をぐいぐい上り始めるファルコン。早くも前輪が頂上にかかり、 なんだやっぱり楽勝かと思ったその時、 左前輪が急に砂利をかいて空転しはじめ、 前輪のトラクションが全くかからなくなってしまったのです。 結局前には進めず、諦めてバックで退散。
ファルコン、おまえってホントにJEEPだよな? って、JEEPだからってどこでも行けるってわけじゃないか…
~ 犯人は誰だ? ~
ファルコンがあんなもんだとは思いたくない。
だってJEEPだし。
それに実際チェロキーでもっとすごいところを走っている人達もいっぱいいる。
もちろんそういうのはいろいろと改造も施されているからなんだけど、
どノーマルのファルコンだってあれぐらいが行けないはずがない。

ファルコンのシフトまわり
手前が副変速機
それからというもの、私は色々勉強した。 四駆のこと、サスペンションのこと、オフロード走行のこと。 そしたらなんと、一番肝心(基礎的)なことが チェロキーの取説にちゃんと書いてありました(^^ゞ
チェロキーの副変速機には単なる二駆/四駆の切替え以外に パートタイム四駆(左右デフロック四駆)というモードがあって、 詳細はともかく、要するにまさにああいうシチュエーションに最適なモードがあるらしい。 しかも、それのさらにパワフルな4Lというモードもあったりするから頼もしい。 って言うか、そもそもシフトレバーをドライブ(4速)にしてたのも間違いで、 1、2速にしてれば通常の四駆のままでもあっさり上っちゃったのかも。
こういった基本的なことのほかに、
雑誌等にはオフロード走行のいろんなテクニックが書いてありました。
要するにファルコンの能力を生かすも殺すもそれを操る主人次第というわけ。
ようし、これからがホントの勉強だ。
いつかあの崖にリベンジするぞ!
~ いよいよ力を試す時 ~
四駆乗りになったら真っ先に行きたいところがあったのです。
それが林道。
林道とは林産物を運搬するために作られた道のことで、
要するに森の中を走れる気持ちイイ道なんです。
で、インターネットで調べて見たら、
こんなページがありました。
すごいです。
しかしこんなにたくさんあっても、私も相方も行きたいところはすぐに決まりました。 そりゃぁ富士山のぼるでしょう!

正解は吉田登山口の中の茶屋
お店の右手が入り口でした

こちらは鳴沢線の入り口
林道デビューの瞬間です
出かけたのは海の日の連休の中日。
中央道を河口湖ICで降り、
そこからまず林道富士線に入って、軽水線、鳴沢線を通って鳴沢に抜ける予定。
ところがのっけから富士線の入り口がみつからない…
確か、なんとか登山口にあるなんとか茶屋の脇が入り口というのは覚えているんだけど、
肝心の「なんとか」を忘れた(笑)
で、おぼろげな記憶をたよりにうろうろしていたら、
いつのまにか迷路のように入り組んだ別荘街に迷いこんでしまい、
気がついたら富士天神山スキー場にワープしてました…
って、あれ?それって鳴沢線の入り口じゃん(笑)
結局予定とは全く逆に、鳴沢線から入って軽水線、富士線と進むことに。 これもまた一興(^^ゞ
さて、鳴沢線は林道といえど全線舗装されたなんてことのない普通の道… ということなかれ、窓を全開にして走ってみれば、まるで空気が違うことに気付くはず。 それになにより周囲から聞こえてくる鳥の声がまたいい。 連休の人ゴミなんて縁のない世界。ここでは前にも後ろにも車なんていやしない。 こりゃぁ気持ちイイ。

最初はこんな感じ
のんびり進めば鳥の声が

いよいよダート

軽水線の終点付近
岩壁がファルコンに迫る
そしてしばらくすると鳴沢線は終わり、そのまま軽水線へ。
ほどなくして待望のダートがはじまります。
最初はセダンでも行けちゃうようなきれいに整地された道のりだけど、
次第に風景も変わり、道が荒れてくる。
助手席の相方はちょっとドキドキしてたみたいだけど、
当の私は楽しくって仕方がない。
軽水線の終点ゲートを抜け、最後の急坂をグイッと上ると急に景色が開けた。
いよいよ富士線のはじまりです。
~ ファルコン覚醒 ~

富士線を進むファルコン
富士線に入っていきなり難所が現れた。
道の右半分(山側)が土砂の流れた跡のように大きくえぐれていて、
谷側の左半分は堅い地盤がちょうど一車線分ぐらいの幅で残っている。
向こうから来る分には下りだからどうにでもなりそうだけど、
こちらからだと結構な上りのうえ、限られたラインでこのえぐれの段差も上らなければならない。
しかもえぐれは土砂でヌルヌル。はまったら辛そう。
さてどうする、まさにあの日のリベンジか!?
が、心の準備も出来ていないうちに、よりにもよってこんな時に対向から軽トラがやって来た。
で、うむも言わさず、というか当然ながら右側に寄った。
えーい、こうなりゃいちかばちかだ。この狭い段差を上ってやるさ。
とりあえず副変速機は通常の四駆のままで、シフトレバーを2速へ。
そして車輪がえぐれに落ちないぎりぎりのラインで段差に挑む。

晴れていれば後ろには
富士山が見えたはずなのだが…
「グイグイ」ってぐらい言っただろうか?
いや、たぶんファルコンは「スイスイ」っと
口笛でも吹きながら上ったんじゃないかな?
そりゃぁこっちが拍子抜けするぐらい、いとも簡単にその難所を上ってしまった。
写真を取る間もなく…
それからというもの、現れる段差、クラック、崩落の跡、いずれもがなんてことない。 写真の場所も、最初の難所と比べたら全然なんてことないんだけど、 写真で見るとさらになんでもなく見えてしまう。 なんだよ。やっぱりおまえはJEEPじゃんか!
後は眼下に朝霧高原を眺めつつの快適ドライブ。
雲がかかって富士山の頂上が見えなかったのがちょっと残念。
でもファルコンの実力を垣間見たうれしい一日でもありました。
~ 正統派の証 ~
うちに知人が集まった日のこと。 小さい子供もいたので、昼食を食べたあとにみんなで近くの動物園に行くことにしました。 車数台に分乗して、私が先頭を走って皆を誘導することに。 うふっ、ファルコンの出番だ!
ところが、駐車場に行ってファルコンの運転席のドアを開けて見ると、
はて?運転席に見慣れぬ物が転がっている…
って言うか良く見たことあるぞ。あっ、あれ、これルームミラー!?
ルームミラーの脱落は、チェロキーオーナーなら 必ず経験する「儀式」みたいに 言われてるのは知っていたのですが、まさかホントにこんな簡単に落ちるとは… それもよりにもよってこれから私が皆を誘導せにゃならんという時に。 これじゃぁ後ろが見えんではないか!
なんだよファルコン、やっぱりおまえはJEEPだな! まっ、我々の頼もしい相棒には違いないけどさ。