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From Editor

編集後記

Column ... 第060406号

禁断の青い果実 甘酸っぱい快楽の味?

〜 少年の日の思ひ出 〜

今から20年ぐらい前だったか、少年時代の私の家にはちょっとした畑があった。 まぁ畑といってもごく普通の家庭菜園で、 土いじりの好きだった父が家の前の空き地を借りてはじめたものなんだけど、 それが年を重ねるにつれ、期せずしてすごいことになっていった。

肥料の代わりにと埋めていた家庭ゴミから出るは出るは、いろんな芽が!
ブドウにスモモにサクランボ。
お中元でもらったマスクメロンも実がなった時にはそりゃぁ大はしゃぎ。 その他にもちゃんと苗を買って育てた果物もあって、ザクロや柿やキウイやら。 特にキウイはすごくって、放っておくと4,500個も実がなっちゃう。 実りの秋はまさに収穫祭だった。

〜 現実に「み」のある話し 〜


ラベンダー咲く初夏の庭

そんな少年期を過ごした私も、今や社宅住まいの立派なフツーのサラリーマン。 畑はおろか、庭付きの家に住むことすら危うい…

しかし幸いなことに今は社宅の一階に住んでいて、 そのベランダの前に小さな花壇がある。 以前このコーナーでも紹介したけど、今ではちょっとしたハーブ園になっている。 初夏にはきれいな花が咲くし、お茶にしたり料理に使ったり、 それなりに収穫の喜びも味わえる。

でもなぁ、やっぱ「実」が欲しいんだよねぇ…

そんな折、たまたまインターネットでハーブについて調べていたら、 こんな文言に出会ってしまった。

“ベランダ果樹園”

うはっ、なんて現実みのある素敵な響き。 しかしベランダで育つ果物っていったい!?
そう、その正体こそが今回のお話し、 まさに「青い果実」、ブルーベリーなのだ。

〜 青い実の魅力 〜


鈴なりに生ったブルーベリー
夢の果樹まみれ!

ところでブルーベリーってどんな植物なんだろう?
調べてみると、どうやらブルーベリーはれっきとした果樹、つまり木なんだそうだ。 ただ木といってもせいぜい2mぐらいで、品種によっては1m程度のコンパクトなものもあるらしい。

ブルーベリーの品種には、大きく分けてハイブッシュ系とラビットアイ系の2種類があるんだけど、 一般的にスーパーの果物コーナーで売られているのはほぼハイブッシュ系。 皮が軟らかくて風味が良いんだそうだ。 ところが清涼な気候と極端な酸性土壌を好むため、 南関東で家庭果樹として育てるにはやや難しいらしい。

しかし一方のラビットアイ系の方は、気候や土壌の適応範囲が断然広く、家庭果樹には最適。 実際このあたりのホームセンターなどで売られている苗はほとんどがラビットアイ系なのだ。 生食ではハイブッシュ系に劣ると言われていた味についても、 品種改良が進んだ近頃では甲乙つけがたい様だ。

ブルーベリーの魅力はそれだけではない。 なんと1年目から実が生るらしい。 果樹といえば「桃栗3年…」なんて言われるぐらい大変なのに、 ブルーベリーは3年も経ったらジャムが作れるほどの収穫も夢じゃないとか。

ウチでも「実」が収穫できるかも!
春になって、私はバス釣りより先に園芸店にとんでいった。

〜 やっぱり桃栗 〜


左がダロウ、右がデキシー
っていうか君達生きてる?

私はもう決めていた。 ラビットアイ系のティフブルーって品種の3年苗を買うんだ。 そしたら夏にはもうウハウハだよ!

ところが、そんな色めきだってる私に相方が冷静な一言

“そんなに早く食べたかったらスーパーで買えばいいんじゃないの?”

思わずハッとしてしまった。ホントに
そうだよ、私が味わいたかったのは別に果物の味じゃないよ。 結局考え抜いて、私はなんともきゃしゃな1年苗を買った。 しかも難しいとされるハイブッシュ系のダロウとデキシー。

この小さな木が苦労して大きくなった時、はじめて求めていた味にあえるはず。 1年目から実が生るといわれるブルーベリーだけど、 後々の成長を考えると若木のうちは実を生らせない方が良いらしい。 私は収穫を3年目からと決め、苗を買ってきて早々に 花の芽を全部摘んでしまった。

〜 あのよろこびを再び 〜

栽培をはじめて2年目の夏、いつもの裏磐梯に遊びに行った帰りに 会津のみのり果樹園さんを訪れた。 以前から行ってみたかったブルーベリーの摘み取り農園である。

こちらはりんご栽培が主体で、ブルーベリーはまだはじめたばかりだとのこと。 しかし品種やら土やらについてあれこれ質問すると、 私のような素人を相手にご主人はていねいに答えてくれた。 そんな熱心なご主人の農園には、びっしりと青い実のついた木々がならんでいた。 ウチの木もいつかはこうなるといいな。


良くぞ育ってくれたよ

それから数日後の休日、 いつものように水やりをしていた相方が、突然大声を上げた。 ビックリして相方が指差すその先をのぞいてみると、 なんと我家のダロウの木に1個だけ実が生っているではないか! この春も確かに花の芽を全部摘んだはずなのに、 こんな小さな木の影で今日まで気づかれずにいたなんて!

誰かがくっつけたんじゃなかろうか?
いやっ、ホントに生ってるよ!!!

パチンコ玉程度しかないその実を、私は包丁で半分に切って相方と食べてみた。 正直、味なんてほとんどわからなかった。 でも「あのよろこび」を味わうことは十分出来た。 予定外のうれしいハプニングだった。

そして2006年
今年は遂に花の芽を摘まなかった。 3年目を迎えたブルーベリーは今、満開を迎えている。


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July.25.1997

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