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Fishing Report
実釣レポート
ウェルカム バサー 河口湖リゾート?(6月中、下旬)

今江さん風のはずが…
なんか菊元さん風なんだよね(笑)
前回の南房総釣行で偏光グラスの必要性を感じ、早速ポパイで購入しちゃいました。 後で気づいたんですが、今江さんがよく使ってるのとおんなじフレームでした。 以前はサンバイザーしてサングラスかけているバサーを見ると、 「今江もどき」と呼んで 内心ほくそえんでいたのに…(^^ゞ
ま、とにかく今回は偏光グラスの効果を試しにハイランドクリアレイク、 河口湖に向かいました。

6月18日 「まっ、釣れりゃあいいか」の初釣行

この週、天気予報では土曜の夕方から雨。 そのまま日曜日もずっと雨ってことだったので、 「土曜のうちが勝負!」とばかりに南房総へ出かけました。
が、昼過ぎからどしゃ降り。 それでも40弱を2本キャッチしてたので、 仕方あるめぇと諦めて帰宅。ところが…

日曜日はのんびり起きてみると、なんと晴天! 何じゃこりゃぁ〜と怒り狂いながら、 負けてなるものか?と、今からでも間に合う釣り場を冷静に検討。 人が多くても、子バスばかりでもいいから 「まぁ行って見るか」ぐらいの軽い気持ちで、 初めて河口湖を釣行しに出かけました。

十分でしょ!
これが限界じゃないんだ
河口湖に到着したのは2時過ぎだったでしょうか? 横浜を出て1時間半ぐらい。しかも非常に道が良い。
湖岸を周ってみると、なんともおしゃれな店が立ち並ぶ。 湖面に映る雄大な富士、涼しくて澄んだ空気、風。 何というリゾート気分!

そして驚いたことに、 湖岸の要所要所には漁協が運営する釣り人専用駐車場が! そして水辺に降りやすいように階段が!トイレが! そしてそして至る所魚影が!
何という快適な環境! これが日本屈指のトーナメントレイク、 河口湖なのか!と思い知らされました。

で、一方釣果の方ですが、まぁあきの来ない程度に頻繁にヒット。 アベレージは予定通りの25前後でしたが、3時過ぎから7時ごろまでで15本。 まぁ十分でしょう。

6月24日その1 ごめんなさい!河口湖

この日は関東一円雨だったんですが、 天気予報をチェックしてみるとなぜか河口湖だけは曇り。 どうも御縁があるようで…

2時過ぎに湖岸に到着。 着いてびっくり、「あっ、いつものリールがない。」
あほな事にスピニングを部屋に忘れてきたらしい。 「ま、数釣りだし別にいいや」と車にのっていた古いリールに 3lbのフロロラインを巻く…いいのかオィ!

最初に入ったポイントは扇崎。 この西にあるワンドは禁漁区になっている所です。

はしゃぎすぎだって!
これが限界…でもないのだ
18日の釣行の時は岸際の水面近くに子バスの姿が多くあったんで、 チューブのスプリットショットで ゆっくりフォールさせて食わすという釣りでしたが、 今回はベイトがすごく多かったんでまずはミノーで。

ところが全く反応がなく、 しかしこれだけベイトがいるポイントをみすみす捨てるわけにもいかず、 特に意味もなく(情けない)常吉をチョイス。 キャストして底までしっかり沈めてからずるずると引きずる。 しばらくするとウィードにもぞもぞと絡みだすので、 時々シェイクしてはずす感じでスイムさせる。

すると竿先をぐいっと引き込むようなあたり。 すかさずスイープ気味に合せると、何と良型の38cm。 せいぜい30ぐらいまでしか期待していなかったので、もう大喜び!
いやぁ〜誤解してましたよ河口湖さぁ〜ん。

6月24日その2 これぞゲームフィッシング!

なかなかの良型を上げたものの、 なんたってこの時点では釣り方に特に意味が見出せてなかったので、 単発で釣り上がるもののあたりが続かずそのまま東に移動。 たどり着いたのが桑崎のワンドの西側。

気分はボーター?
エレキ踏んでみたりして
ここに至るまで約3時間経過、2本のバスをキャッチ。 しかしここに着いた時に実はなんとなくですが、 釣れ方にパターンめいた共通点がある事に気づき始めていたのでした。

このポイントに入ってしばらくすると沖をクジラの観光船が通過。 その引き波 がこちらの方まで寄せてきて水面が山のようにうねると、 それに合せるかのようにラインをググッと引き込むあたり!ムムッ!?
この時私は相変わらずの常吉、相方はベビーシャッド。 二人してなんだろうねぇ、なんて顔を見合わせながらしゃべっていると、 今度は相方の方にHIT。あっ、そうか!

それまではウィードにシンカーを絡めながらシェイクさせてたんですが、 どうもこれではあたりがなかった。 ここまでは2本の時点でなんとなく気づいてたんですが、 じゃぁどうしたらよいのか。 なんてことはない簡単な事で、 ウィードに絡めたまま止めておけばよかったのです。 船が通った時、ラインをゆるめているとウィードに深く絡んでしまうので、 そうならないようにラインを張って止めていたのが良かったようです。

これだと気付いてからはまさにもうお祭り状態! 日没までの2時間ほどで、私は何と最大43cmを含む7本を追加。 相方も2ケタ達成で大満足。
それにしても、そう言えば3lbラインだったよなぁ…

6月25日 何かが起きる…

前日の釣行で見事なまでのHITパターンをつかんで意気揚々♪ この日も同じ事を試してみようと早速桑崎へ。

ところが岸際に数隻のボートが泊まっていてはいれない。 よく見るとこの日はアルミボートがやけに多い。 実は来週JBジャパン戦があって、 今日はプリプラクティスなんだそうな。 仕方なく東へ移動、鵜野島の見えるあたりまでやってきました。 後で知ったんですが、ここはトーナメント禁止エリア。 道理でボートがいないはずです。

この日は相方も私もはじめっから常吉。 底まで沈めてウィードに引っかけてひたすら放置。 昨日と全くおんなじ。
ところが今日はどうも違うらしい。 困ったなぁとうねうね動かしだすと、 何かの拍子にコーンとあたり。 上がってきたのはいきなりの40up! 相変わらず調子はいいみたいなんだけど、 またしても何が良かったのか良く分からない。 ひとまず言えるのは、 何らかの動きが必要らしい。

クライマックス!
顔くしゃくしゃだよ
しばらくしてボートやら観光船やらの 通行が増えて釣りづらくなってしまったし、 例のポイントにいたボートもいなくなっていたのでそちらに移動しました。
着いて見るとすごい量のベイトがナブラだっていたので、 これは早速チャンス!とばかりに相方はスピナベをキャスト。 ならば私はそこで活性の上がったバスを根こそぎ頂こうと常吉をキャスト。(単なる不精) するとフォーリング中に見事HIT! 合せた瞬間はたいしたことないなって感じだったんですが、 その後は寄せようにもいっこうに寄ってこない。 むしろガンガン引っ張られて安物ドラグがギーギーと悲鳴を上げる。 ひーっ!ライン3lbだっつうの!

でも河口湖って岸際で急に深くなってるし、特に障害物もないから、 底のウィードにさえ潜られないように気をつければ意外と楽勝。 時間をかけてゆっくりと寄せてくると、 紛れもないランカー52cm! 河口湖でもこんなの釣れるんだ。

健康美人?
嫁入り前ですか?
よく見ると他の良型はやせぎみなのが多いのに、 こいつはお腹パンパン。というかまだプリスポーンみたいですね。 さすがに標高も高いし琵琶湖とかとは1ヶ月ぐらい違うのかな?

このヒットをきっかけに、あと一つ足りなかった動きが リアクションを誘うタテの動き であると確信した私は、まず常吉を昨日と同じようにウィードに引っかけ、 そこからポンッとしゃくるようにはじいてフォーリングでのバイトを待つ。
これがものの見事にはまってまたまたお祭り。 相方は2時間ほどで良型9本も追加しちゃいました。 なんてアタリハズレがはっきり出る湖なんでしょう!

おまけ 7月2日 わずかな感触の差が…

この日は河口湖でJB戦が行われると言うことで、 それを避けて山中湖にでもいくつもりだったんですが、 天候の関係で結局また河口湖にきてしまいました。 まっ、この調子で行けば今日もいただきだけどね…

昼過ぎに湖畔に到着。 ポイントに入って早々先行者に良型がHIT。 ここ数日の雨で水位が50cmほどあがり、若干の濁りも入ってはいるものの、 バスの活性はかえって高くなっている様子。 思わず気合が入る。
先週と同じように常吉リグでウィードに絡ませながら時折しゃくりを入れる。 しかししばらくやっているうちに、何か先週とは違うもやもやとした 違和感を感じている自分に気がつきました。
底の感触、ウィードの絡み具合、はずれる時のワームの揺らぎ。 先週はどれもがあんなにも明確に感じ取れていたのに…

結局最後までこの違和感を感じたまま続けた結果、 4時過ぎまで全くのノーバイト。 夕方になってぽつぽつとは釣れ出しはしたんですが、 単なる子バスの戯れ…
この日のJB戦は非常に高いウェイイン率でウェイトもまずまず。 おかっぱりでも良型が結構あがっていて、 湖全体が釣れ釣れモード。 なのに私は先週と何が違っていたのか、考えられる事として2つありました。

1つは若干濁りが入っていて、偏光グラスで水中の様子が見づらかったこと。 別に見えバスを釣っているわけではないのですが、 ベイトが見えないとかウィードが見えないとか、 そんなちょっとした不安 が集中力を妨げていたのかもしれません。

そしてもう1つはリールが変わったこと。 先週は安物のリーガルXだったのが、今週はやや高価なTD-Sだったこと。 釣りをしている最中にすごく気になったのがスプールのぐらつきによる振動。 安物のリーガルXの場合はぐらつきが大きいんで、 常吉のような細かい操作ではかえって気にならなかったのですが、 TD-Sの場合は微妙にぐらつくため、竿先から伝わる微妙な感触と 見事にシンクロしてしまって なんだかわけわかんなくなってしまった気がします。

なんかすごく神経質な話ですが、特に後者のほうが影響大きかったような気がします。 まぁ原因はともあれ、こういったちょっとした感触の違いでこうも釣果に違いが出るものか、 と改めて痛感した一日でした。

まとめ

天国と…
最後までこの調子
この4回の釣行は、かたや良型祭り、かたやマメ地獄と両極端な結果になりました。 あとで考えるとこれにはちゃんとした理由がありまして、 マメ地獄だった日は日差しがあって、良型祭りだった日は曇天だったと言うことです。 ここで言いたい事は、「曇天の日は活性が高い」ということではなく、 「日差しのある日は子バスが浮いてる」と言うことです。

実際日差しのある日はバスの活性も多少下がるんでしょうが、 そういった理由でバイトがないと、結局見えている「浮いてる子バス」に目がいってしまう。 そうすると最初はテキサスやダウンショットだったのがスプリットになり、ノーシンカーになり…。 どんどんと浮いてる子バスしか釣れなくなるような方向に 自ら進んでしまったのです。 結局そうやってるうちにあたりがでだすと安心してしまって、 それが今日のパターンだと思って地獄にはまってしまったようです。
基本的には「ウィードにタイトに」と「リアクションとフォーリングでの食わせ」を 意識した釣り方を心がければ良い釣果が得られると思います。
前回の釣行記では横の動きを意識した「シャローのずる引き」が良いと書いていますが、 今になって考えると食わせていたタイミングはやはり「フォーリング」だったと思います。 ただ食わせまでのアピールの仕方が、前回は「表層を意識させる横引き」だったのが 今回は「底近くのたての動きでリアクション」かの違いのような気がします。

一方エリアの選択として、今回の釣行で偏光グラス はなくてはならないアイテムとなりました。 と言っても見えバスを探すのではなく、 ベイトを探す事が重要なポイントだったと思います。
絞り方としては基本的には水通しの良いワンドの外。 いわゆる岬まわりです。 そこに風が絡んでくると、ベイトはその風裏に入るか、 あるいは風のあたっている側に押し流されているか。
そんな事を意識しながらワンドの入口付近を あっち行ったりこっち行ったりしていれば、 必ずベイトの群れに遭遇できます。 ただ表層にいる場合はすぐに分かるんですが、 そうでないとやはり偏光グラスがないと確認できない。 その辺がまわりの他のバサーとの決定的な釣果の差を生んだ気がします。

それにしても魚影が濃いから自分のやっている事が正しいのか正しくないのか、 正解/不正解がはっきり釣果に出るし、 規模も適度だからポイントの選択も面白い。 しばらくは河口湖をメインに修行しようかと思いました。

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