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Fishing Report
実釣レポート
オフシーズンとは言わせない…琵琶湖(12月9,10日)

あっ、はずれた!
余裕かましすぎ
「今年の琵琶湖は季節の進みが遅い。」 そんな話題をちょくちょく耳にしませんか。 確かに11月初めの釣行では、 まだまだターン真っ只中って感じでしたし、 そうなると12月の琵琶湖はどうなんだろう。
とまぁそんな発想で無理矢理遠征してまいりました。

初日 今年は行いがいい!?

さすがに行楽シーズンと呼ぶには寒くなってきたせいか、 こんなに天気がよいのに道は空いてるし 意外と釣り人も少ない。 こりゃあ爆釣まちがい無しってことで、 最初に入ったのはいつもの安曇川河口のドッグ。
今回土日オンリーの短期遠征を強行したのも、 このエリアでの例年の大爆釣 が今年は一体いつ来るのかを知りたかったからで、 今日一日はここでがんばってみようと思いました。

さてまず気になってた水質なんですが、 さすがにだいぶクリアにはなってましたが、 数年前に比べるとまだややササ濁ってる。 これはターンとかの問題じゃなくて、 琵琶湖自体が汚れてるんだろうか?
まぁ天気が良いんで底近くまではある程度見えるんですが、 ざっと見た感じ子バスの姿もあまりない。 ひとまず係留されている船の周りやテトラ堤防のまわりなど、 子バスなりギルなり居そうなところを突付いてみるもノーバイト。 続いて沖目をあれこれ攻めるも、これまたノーバイト。


今年の安曇川は綱渡り!?

一応今日イチの魚なんですが
んー、全然大きく見えない
困り果てて、やや適当に港内のど真ん中 にキャストすると、なんとフォーリング中にバイト。 サイズは30程度でしたが、まわりで釣れてるサイズに比べれば圧倒的に良い。 もう一度同じ所にキャストしてみると、 なるほどかなりしっかりしたウィードがある。 これにシンカーを引っかけて、張らず緩めずでステイさせてると すかさず連続バイト。 上がってきたのは40にはちょっと足りないがグッドサイズ。

結局いろんな所を試してみたんですが、 釣れるのはほぼこの一点。 ただしこのウィードの山一点に上手くステイさせられれば、 次々に釣れあがる状況。 ボウズか爆釣かは紙一重って感じですね。
まだルアーへの反応は良いものの、 最良の条件の場所に群れでまとまっているというのは すでに水中も冬の状態なのでしょうか?

2日目 あれ、今年の行いって…

さて2日目は起きてびっくり予想外の雨。 あれ、昨日の天気予報では「夕方から雲が多くなる」 ぐらいにしか言ってなかったのに…
ひとまず安曇川のドッグに寄って、 昨日釣れた一点で確実な釣果がえられることを確認した後、 帰りの事も考えて湖東側の長浜港に向かいました。

堤防からチョイ投げ
三角テトラ、その向こうが穴明き

長浜港に来たのは実は初めてでして、 まずはあの大防波堤には圧倒されますね。 琵琶湖にこんなおいしいポイントがあったなんて…
前日の安曇川での感じから、 良いウィードをみつけてピンポイントでたたけば 結構良い魚がイージーに釣れるだろうってことで、 取り合えず常吉で底をずる引き。 水深や底の様子を感じ取りながら探ってまわることにしました。
ホントはヘビキャロとかのほうが 効率よかったんだけどね。 ベイトリールのラインがもうなくなってたのだ…(^^ゞ

で、最初は堤防の付け根の方から内側を探りはじめたんですが、 テトラが写真のような三角タイプのあたりは、 ちょっと沖に堤防と平行に伸びるウィードの帯があるようです。 このウィードの帯の堤防側のエッジにワームをステイさせると、 これが笑っちゃうぐらい簡単に釣れちゃう。 サイズは写真のような25〜30ぐらいでしたがこれはもうやめられない。

これより先端に行くと、テトラは三角穴明きタイプになるんですが、 この辺の内側はちょっと沖の方までコンクリートの基礎が入っていて、 その先で急に深く落ち込んでいます。 非常にいいポイントになるとは思うんですが、 ライトリグで狙うにはちょっと根ズレが心配で やりにくいので工夫がいります。 3lbラインの私は、今回はパスしました。


お祭りはこれから

よく噛んでから食べなさいよ
デコボコテトラ

夕方近くになって、堤防のより先端の外向き、 テトラがデコボコタイプのあたりでキャストを開始。 このあたり、ライトリグで届く範囲に関して言えば、 あまり水深もないしこれといった要素もない。 こりゃいまいちだなーなんて思ってたら、いきなり予期せぬHIT。 上がってきたのは意外と良いサイズ。

あれっ?と思ってもう一度キャストして探ってみれば、 なるほどすでに枯れかけてはいるけどしっかりした感じのウィードがある。 でもこの範囲ではとにかくギルあたりがすごい、すごすぎる。
どうも周りの人の話の様子だと、 そのもう少し沖にブレイクがあるらしく、 それにからむところに良質のウィードがあるらしい。 結局ベイトでヘビキャロってのが一番良かったのかな?

夕方になると急に外向きを狙い出すバサーが増えて、 少々窮屈になってしまいました。 が、それもそのはず。 まるでスイッチが入った かのようにバンバン釣れ出す。 2ケタ以上の釣果を上げている人は結構いたんじゃないかなぁ。 すごいとこだね、長浜港って!


まとめ

初日の安曇川北流のドッグではバスが一点に群れでいることを確認して、 「あっ、もう冬かな?」って感じを受けたんですが、 2日目の長浜港ではベイトがたくさんいて、 それを激しく追うバスの姿も見られました。 釣れる魚も非常に元気に抵抗してくれました。
広い琵琶湖ですから当然場所場所で状況は違いますが、 ただどちらの場所においても共通して言えたのは、 とにかくウィード にバスが付いてるということでした。

ここ最近の釣行記でずっと気にかけていた安曇川河口のドッグで、 今年は例年のような 爆発的釣果が結局はえられなかったのも、 10月まではしっかりと茂っていた沖のウィードが 何らかの理由で11月頃にはほとんどなくなって しまっていたことが主な原因でしょう。

要するに、ウィードがないところにはベイトも寄らないし、 バスが集る理由もないということですね。 バスにとっては今が捕食の秋なんですね、きっと。 ま、安曇川がだめでも次は長浜だね。 それにしてもよく釣れますよ、今の琵琶湖。

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