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Fishing Report
実釣レポート
夏休み 釣りばっか日誌 in 河口湖(7月下旬〜8月)

人ごみも何のその!
やっぱ菊元さん風なんだよなぁ(泣)
最近絶好調で、すっかり河口湖ファンになってしまいまして、 ここんところ毎週のように通っちゃってます。

6月頃に比べるとすっかり水温も上がり、 今の河口湖は完全なサマーパターン。 釣り具やさんとかできいても、みな口をそろえて 「今はディープだね」と言っています。

果たしてこの状況をおかっぱりバサーが打破出来るのか、 はじまりはじまり…

7月23日 爆釣隊が行く!

ここ最近のわたしの好釣果に黙ってないのが爆釣隊。 4人を乗せた車は一路河口湖へ。
ところが到着してみるとこれは困った!増水している。 と言うかこれまでの河口湖がかなり減水していたらしい。 岸際の足場はほとんど水没してしまい、 残された場所にバサーが密集している。 これは辛いぞ。

まずは足場も広い扇崎のあたりへ。 ここでしばらく粘ってみたのですが、 かろうじてみんながボウズを脱出したものの、 何ともあたりが渋い!
河口湖ってもっと釣れる所でしょ? って事はなにか違うんかなぁ?って事で 早速場所を移動することにしました。

次に入ったのは西湖放水口の右岸側にある漁協駐車場前。 私にとって全く初めての場所。 ちなみに近くに放水路がある事もまだ知りません!
ぱっと見、岸際にたくさんのオイカワがいて非常にいい感じなんですが、 いざルアーを投げてみると扇崎以上にあたりが遠い。 この時はじめて気がついたのですが、 私は短パンにサンダル履きだったので水に足をつけてみると かなりぬるい。 このあたりはダラーっとしたシャローが続いている感じなので、 夏は水温が上がりやすいのかもしれない。 今思えば放水もされてなかったし…

それから、どしたっ?

なんとスレンダーな…
魚がですよ(笑)
「あたりまえ!」って言われちゃうかもしれませんが、 やっぱり水温の高い夏の日は水温の低い場所を探す事が大事ですね。 でも得意の野池だったら「シェードや流れ込み」ってすぐ絞れるんですが、 河口湖でシェードって何? 流れ込みってどこ?  ディープって言われてももっと分からない。 だって河口湖まだ数回しか来たことないもん!
で、はたと思い付いたのが「水通しの良い」と言われる岬まわり。 おぉ、岬なら適当に車で走ってればすぐ分かる。 我ながら賢い(^^ゞ
でも岬まわりで良い思いした経験ないぞ…

まぁそれはともかく、岬のような地形が連続している場所という事で、 奥河口湖の北側を西から順に東に釣り歩いていくことにしました。
それで何ヶ所かまわって気づいたんですが、 このあたりの岬は東岸側は砂地なんですが、 西岸側はゴロタ石が多くて水が冷たい。 勝手な想像ですが、この辺の地層って東から西に向かって 傾いてるんではなかろうか? それで岬の西岸側に湧水が多くあって、水温が低いのでは?
そんな事を考えながら西岸側を攻め歩いて、なんとか2本追加。 が、その後西からの風が強くなって、全く釣りにならなくなってしまった。

やむを得ず風裏を求めて扇崎の東側へ。うわ、うそみたいに風がない。 沖を見るとこの西からの風に押されるかのように、 岬の先端をまるで川のように水が動いている。 そしてちょうど我々が立っている場所は、 川の本流脇のたるみのような状況。 ベイトの群れもこの風裏にたまってきていて、なんか雰囲気はいいぞ!

そこで試しに買っていたクロステールシャッドをノーシンカーで。 キャストして適当にほったらかしていると、 40弱の良型を2本ゲットしたものの時既に遅くタイムアップ。 「なんとかまとめた」という感じのちょっと渋い釣果となってしまいました。

放流…それは素敵な出来事 8月6日

朝4時の駐車場
みんながんばりすぎ!あっ俺もか
7月に河口湖漁協のホームページを発見して以来、 ほぼ毎日放流情報をチェックする日々…。
そして待ちに待ったXデー、8月2日! いやぁホントに待った。 だって7月は全然なかったんだもん。 でもその分もあわせて出血大サービスの2000kg! これは行くしかないでしょう。

いくつかある放流ポイントのなかで、 私が唯一行った事がある場所が奥河口湖の長浜周辺。 という事で、まずは奥河口湖マリン脇の漁協駐車場前へ。
しかし意気揚々とスプリットショットを投げ続けるもののノーバイト。 そんなばかな?と手を変え品を変えするものの、 全く魚信がない! おっ、おかしい…。

かかってきなさい
完全につかんだぞ!
その後いつもの扇崎に移動するものの、 ここでもやはりあたりがなく本当に焦ってしまった。
「ん〜放流してるんだから放流があった場所により近いほうが いいに決ってるよなぁ」って事で再びマリン脇へ。 が、今度はそこから西へ移動。 そしてこの時私の目に飛び込んできたもの…

「何じゃこりゃぁ〜、 こんなすごいものがあったのか!」

この時はじめて西湖放水路の存在を知ったのでした。 そりゃこんなのがあったら放流した魚はみんなこの辺に集っちゃうよなぁ。

伸びてるっ!鼻がっ!
ただでさえデカイのに
で、早速放水路の左岸側へ。 この辺りは放水路のほかに2つの小さな流れ込みがあって、 これらの水がかなり冷たい上に、大きなサンドバーを造っている かなりの好ポイント。
少し重めのシンカーを使ったダウンショットで、 流れの脇を転がし釣り。 基本的には底を転がる感じをとらえながらそのまま流しておくと 勝手に流れのたるみに入って止まってくれるので、 そこで少々誘ってやると簡単に釣れる。
あるいは転がしてる途中で何かにあたったら、 そこでラインを張って止めておくとこれまた釣れる。
結局2時間ぐらいの間に40前後だけで2桁 ぐらい釣ったかなぁ。 まわりも結構釣れてたんですが、妙に私だけサイズが良かった。
ムフフ… いやぁ、たまにはこういうのも楽しいねぇ。

まとめ

それにしても放流ってのはすごいイベントですね。 直後はあんなに釣れるのに、それが週を追うごとにだんだん厳しくなっていく。 8月は毎週河口湖に行ったんですが、釣れる場所が限定されていく。 バスの居場所が偏っていくといった方が正確かな。

8月20日 産が崎
もっとでかいと思った
結局のところ夏は少しでも水温の低い所を探すのが重要だったって事ですね。 それがディープだったり、水通しの良い岬まわりだったり、 流れ込みまわりだったり…
ただ、そういった場所の中でも より一層いい場所を探す事。 これがキモだったと思います。まぁどこでもそうですが…

例えば西湖放水路だったら、 自分がここを狙う理由は水の動きと低水温なわけだから、 何もない右岸側よりも小さな流れ込みもある左岸側を選択する。 左岸の中でも流れ込みの周辺を集中的に攻める。

岬まわりだったら水通しの良さが大事なわけだから、 目で見てよりクリアな場所、足を付けてみて冷たい所を探して それ以外の場所はバンバン切っていく。
風があれば風のあたっている側を、 それが強風であれば風裏になるギリギリの場所を探す。

8月14日扇崎で
親指ボロボロ
場所探しという点ではウィードも重要でした。 私が河口湖をはじめて訪れた6月から今(8月末)に至るまでの間に、 ウィードの状態はずいぶん変わりました。
正確に言うと、ウィードエリアを形成する ウィードの種類が変わったと思います。
6月の時点では今まで琵琶湖とかでは見たことのないウィード… モシャモシャしていて茶色い実のような物がついていて独特の匂いがするやつ が主体だったのに、それがだんだんと減ってきて、 今ではカナダ藻やツルのような水草が主体になってきている。
おそらくこのモシャモシャしたやつ は低水温を好むのかなぁなんて考えて、 これが残っている場所を探しながら釣っていったら結構あたりました。 それが扇崎周辺だったわけで、写真のようなのが釣れちゃったわけです。

ちなみにこのモシャモシャしたやつはじゅうたん状にフラットに茂ってくれるので、 「ダウンショットで引っかけながら」という釣り方が非常にやりやすかったんですが、 今のウィードは立体感のあるジャングル状態で、ダウンショットのリーダーが非常に邪魔になってきている。
これから秋になっていくとこういうシャローのウィードに魚が多くなっていくだろうし、 これをよりタイトに攻略するには苦手なジグヘッド を物にしていく事が今後のカギになるのかもしれません。

そうそう、それから私だけが大きいのが釣れた理由。 放流直後はとにかくでかいワームを使う事。 3incとかじゃサイズはもちろん数も全然違ってくるよ。

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