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July.25.1997

'02 Report



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Fishing Report
釣行レポート
サマープロジェクト?水郷エリアでソロ活動(7月30、8月1日)

ソロ活動第一弾40up
単独釣行ならではの寂しいアングル
待ちに待った夏休みがやってきました。 しかし平日の釣り場を独り占め出来るのは非常にうれしいんですが、 一緒に釣りに行く人がいないというのはなんとも寂しい限りです。
まぁモー娘。を卒業するゴマキもソロでがんばるって言ってるし、 私も灼熱の水郷エリアで一人がんばってみることにしました(謎)
いやそれにしても暑い…しかも熱い!


7月30日その1 とんだお出迎え

いつもはラバージグやクランクを中心に、 水郷エリアでは結構ハードな釣りを展開しているのですが、 今回は平日と言うこともあって、このエリアで数釣りを狙ったら いったいどれほど釣れるのか? にこだわってみることにしました。
そこで水郷では今までほとんど使わなかったスピニングタックルに、 3incパワーホッグのジグヘッドリグをセットしてスタート。

水郷に到着したのはお昼過ぎ。 はじめに向かったのは長島川(これまでの釣行記では八筋川と呼んでました) の最上流部、横利根からの分岐部分です。 長島川自体はやや水質が悪くなっているのですが、 ここは結構勢い良く水が流れ出していてかなりいい感じ。 あぁ、こりゃいきなりいただいちゃったかなぁ…

ところが待てど暮らせどノーバイト。 ギルすらあたってこない。 実はこの流れの周りにたくさんのハクレンが集ってきているみたいで、 ジグを投げ込むと急にパニクってボンボンとはね出す。 中には限度を知らず、そのまま岸に跳ね上がってしまうのがいたり、 コンクリートにぶつかってそのまま失神してしまうのがいたり…
これじゃぁバスも怖がって近寄れないのかも。 それよりここに立ってる私の方が恐い…


7月30日その2 今日の目的は数釣りです…よね?

川バス風?
寂しげアングルその2
ハクレンポイントを後にした私は、 続いて長島川を下っていつもの八筋川揚水機場へ。 今日は左右両方の水門が開いていて、どちらからも水が流れ込んでいる様子。 が、かなり水が悪い。
取り合えずこの流れ込んでいる水門周りに投げ込んでみると、 バスからではなく、またもハクレンからの反応…
それでも水中に伸びる秘密のコンクリートの段にそってリグを通すと ようやくバスからの反応が。 釣行開始から2時間半。ようやく30半ばの1本目をゲットです。

しかしこの後はあたりもないまま長島川を常陸利根川合流部までくだり、 潮来市街をぐるっとまわって、前川の温水プール前へ。 それまでは平日ということで他のバサーには全く出会わなかったのですが、 ここは人気のポイントらしく、結構人がいます。
あたりを見渡すと、奥の方に揚水機場らしき建物が。 行って見ると、水門からかなりの勢いで水が吸い込まれている。 周辺の護岸も他の場所より水深があり、今度こそ40upいただきか!?
ところが予想に反して全くあたりなし。ギルすらいない。 水の動き、水質、水深、陰。 どれをとっても1級だと思うのだが…

利根川にバスはいるのだろうか…
風景まで寂しげ
この後は神宮橋を渡って北浦(鰐川)の左岸へ。 ちょっと下ったところで水が流れ出している水門を発見。 ここは流れ出しが水面より高く、 しかも水門の前にブロックが並べられていて、 ザブザブと音を立てて流れ出しています。
このブロックがかなり沖まで沈んでいて周辺は浅かったので、 スピナベに持ち替えてブロック沿いを攻めることに。 するとほとんど足元近くでスピナベがぐるんとひらめく。 あわせた瞬間はかなりググッと来たのですが、上がってきたのは写真の30弱。 でもさすがに流れのすぐそばにいた魚だけあって、 頭が小さくてヒレが大きい良い魚でした。

結局この後ぐるっとまわって帰り際に利根川右岸の建設省スロープへ。 もうこうなりゃ一発狙いだ!とばかりに日暮れの川面に バズを投げまくったのですがノーバイト。 数釣りのはずがわずか2本。しかもサイズは30前後。トホホ…


8月1日その1 懲りない男

本当は今日は河口湖にでも行くつもりだったんですが、 「この夏一番の暑さ」というこの日、 なぜか性懲りもなくまた水郷エリアに来てしまった。 私も年をとってだいぶ頑固になった(笑)

この日もポイントに到着したのはお昼過ぎ。 最初に向かったのは、というかたどり着いたのは何の変哲もないとある水門。 裏手の排水機場がウンウンうなっていたので、 よっぽど水が流れてることかと覗いてみると、 期待に反してあまり水が動いている様子はない。
たまたまこの日の朝メールチェックをしたら、 スリックワームについての質問メールが来ていたので、 今日はジグヘッドではなく、なんとなくスリックワームの常吉をチョイス。 水門前に落とし込んでみると、見た目のわりにラインが流れていく。 実は結構流れてるんだなぁと思って、もう一度落とし込み直すと今度はほとんど流れない。 あれ…?
気を取り直してもう一度落とし込むと今度はスーッと流れた。 相変わらず手元へのあたりはなかったけど、これはだまされんぞとばかりにあわせてみると、 なんといきなりの40up。 さらにもう一度落とし込むと連続ヒット。 今度は30半ば。 さらに3匹目のドジョウはいないかなぁと粘ってみましたが、 さすがにそれはあまかった…
と思いきや、なんとまた40upが釣れてしまった!! 今日の目標は先日の釣果を上回る3本と思っていたのに、 開始わずか30分で目標を達成してしまったのであった。


8月1日その2 大台達成か!?

なんか取り合えず今日は水門の陰を常吉でたたいておけば釣れるっぽい。 と言うことで、続いてたどり着いたのが鰐川右岸の徳島水門。 ここは小さな水門ながら、かなり勢い良く水が流れ出している。 周辺を見渡すとベイトがわさわさしていて、、 なんだかトップでも出るんじゃないかってぐらいの雰囲気です。
とりあえず流れ出しのすぐ脇のたるみと水門の陰の絡む場所に落とし込んでみると、 ツツッというギルアタリの後にさっきの水門の時とは違う トーンという明確なあたりが。 すかさずあわせると、「あれスモールマウスか?」と思うぐらいやたら走る。 上がってきたのは30弱の小型ながら、川バスのような非常に奇麗なバス。
しかし、もっとでっかいのが居るはずだと手を変え品を変え粘ってみたのですが、 またも常吉で同じようなサイズを追加したのみでした。

この後いったん潮来市街に立ち寄った後、常陸利根川の右岸から釣行再開。 切合の水門で25ぐらいのマメを追加した後、さらに下って外浪逆浦へ。 そして北割の小さな排水門で本日最大の43cmをキャッチ。 4時半の時点で7本。なんだか急に2ケタを意識してきた…
夕方になってなにか状況は変わるかなぁと確認の意味で、 もう一度徳島水門へ。 結局デカイのは釣れなかったけど、なんとかマメを追加。 これで8本目。

この後利根川の方を攻めて行こうかと思ったのですが、 この日は花火大会かなんかで利根川周辺は大混雑。 仕方がないのでもう一度最初の水門に行って見ると、 今度は見るからに水が流れ出してしまっている。 取り合えず水門付近に落とし込んでみると、 いきなり連続で2本釣れたのですが、サイズは小さ目。 これでちょうど10本目。 数的にはもう十分満足なんですが、 なんか最後が30以下じゃなぁと思って外目に投げてみたら、 ラッキーにも35cmが釣れてしまって、これでめでたく納竿。 期待以上の釣果に満足の1日となりました。

まとめ

今回の最優秀水門
この辺に詳しい人ならどこだか分かるでしょ?
この2日の釣行ではとにかく水の動きを意識して 水門に絞ってポイントを選択していったのですが、 結果的には意外にも一見水の動きのなさそうな閉まっている水門の方が 良い魚が釣れてしまいました。
では水の動きは全く関係なかったのかというと決してそんなことはなくて、 実は釣れたのは同じ閉まっている門でも排水門ばかりで、 水を吸いこむ揚水門では全く釣れなかったのです。
まぁ偶然なのか、あるいは揚水門と排水門では構造的になにか違いがあるのかも (たとえば排水門のほうが門の前が深いとか)しれませんが、 私が思うにはきっと閉まっていても多少は水が動いていて、 「質の違う水が入ってくる」 というのが非常に重要な要素だったように感じています。
さらにもう一つ言うと、大きな魚は大きなストラクチャーに着きたがる。 だから閉まっている方が良いのかもしれません。 徳島の水門などは水の流れは申し分ないのですが、 若干ストラクチャーに乏しいのかも。 それに流れも強過ぎて、だいぶ濁りも巻き上げてしまっていたのが あまり良くなかったのかもしれません。

ところで今回一番釣れてしまった水門も排水門で、 ただし門自体は開いてしまっていたのですが、 流れ自体は適度なもので濁りを巻き上げるほど強いものではないし、 実は開いている門の奥がコンクリートの壁になっていて、 バスが流れに対して頭を向けて着きやすいようになっていたのが最大のキモだったのかもしれません。
それにしても結局この水門1ヶ所で6本も釣ってしまった。 こんな場所は他にもまだまだあるはずですから探して見てください。

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