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Fishing Report
実釣レポート
プレッシャーを跳ね返せ…水郷エリア(3月30日)

この週末、まちにまったプロ野球の開幕をむかえ、 桜も開花して世間はすっかり春本番。 穏やかで暖かい日も続くようになってきて、 水中の方でもきっとスポーニングを控えたバス達が 活発にエサを追い始めていることでしょう…
そんな期待を込めて、今日も水郷エリアに行ってまいりました。

その1 本日の行動指針

ここ数回の釣行では、というか私の日ごろの釣行では、 とにかく1ヶ所にとどまっている時間がかなり短い。 時期によってはこれは非常に良い方向に働く場合もあるんだけど、 どうも今の時期と言うのはそうではないような気がする。 私がこの季節を苦手としている理由もここにあるような気がしてきた。 というわけで今回はあまり移動はせず、 ここぞと思った場所でちょっと粘って見ようかと。

いまいち気が乗らない様子
じゃぁどこで粘るのか?というのが次なる大きな問題なんだけど、 とにかくロープレッシャーな 風裏のシャローというのを条件に掲げてみた。 というわけでここ最近がんばってみた人気スポットの前川はすっぱりと切り捨てることに。

で、最初に思いついたのが、前々回でも登場した附洲排水機場周辺。 ここは地形的変化が豊富で、見るからにインパクトがある大場所にもかかわらず、 なぜかあまり人気がない。 かく言う私自身にも実績はないんだけど、 ベイトは多いし明らかにこの時期向きのポイントだと思う。
ということで早速むかってみたものの、どいういうわけか今日は車が一杯。 見るとどうやら漁協らしき人々がなにやら漁をしている。 しかも地引網風。 これでは根こそぎではないか…
諦めて即移動することに。 でも後で考えたら、実際どんな魚が取れるのか、 バスはいるのか、ぐらい見ておけば良かったなぁとかなり後悔。

気を取りなおして次ぎに向ったのは、これも前々回に登場したすぐ東の北割の舟だまり周辺。 ここはそこそこ人気はあるんだけど、 ほとんどの人が舟だまり内や護岸の際をライトリグで流すだけのようなので、 スピナベで沖目を広範囲に探って見ようかと。
で、私なりにはずいぶんがんばって見たのだけれど、 どうもこの日はもろに風があたっていて、 ワンド内はちょっと寒々しい感じ。 なんだか違うような気がして結局移動することに。
水郷に到着してわずか30分で2回目の移動。 今日の行動指針っていったい…

その2 冴える采配?

まぁ今回最も重要なキーワードは「ロープレッシャー」の方でして…
で、次ぎに思い浮かんだのが与田浦の某エリア。 与田浦自体はこの水郷エリアの中では比較的人気の高いエリアだと思うんだけど、 そう言えばあの辺って釣りしている人を見かけたことがないなと。 たまたま風裏にもなりそうだったのでちょっと試して見ることに…

ホッとして間の抜けた様子
そりくり返らないでよ
ちょっと開けた場所を見つけて水辺に近づいて見ると、 足場は護岸されていて意外と釣りやすい。 そこでまずはセンコーのテキサスリグで護岸沿いを引いてみる。 が、面白くない。 いや、この釣りが面白くないということではなくて、 底の感触が面白くない。 竿を突っ込んで見ると、砂か泥かで柔らかい。
仕方なくアシの茂っている方に歩いて行くと、 どうやらアシの辺りは捨て石が敷き詰められている様子。 もしやこれはすごく良いものを見つけてしまったのでは…

ここが今日一番の山場になるに違いないと N嶋ばりの感性で直感した私は (ホントになにかを直感したのだ)すぐさま車に戻り、 スピナベに選手交代!
そしてキャスト再開してわずか2,3投目だったろうか?
きっちり足元まで引ききったルアーが水面から顔を出したか出さないかの ホントぎりぎりのその瞬間、いきなり良型バスが 水面から飛び出さんばかりの勢いで飛びついてきた! それはまさに目の前に出されたビックリ箱状態。
一瞬腰砕けになった私は、それでも反射的に腰をかがめてバスの重量をがっちり受け止める。 そして次ぎの瞬間には無意識にもう抜き上げていた。 上がってきたのはジャスト40cmの良型!

前回の釣行記でエラそうなこと言っちゃって勝手にプレッシャー感じてたんだけど、 本当に釣れちゃってちょっと感激!
でもあまりに一瞬の出来事過ぎて、全然実感ないのよね…

まとめ

この一本が釣れた時にいまさらながら気がついたのですが、 なるほどハードボトムって条件が重要だったのかなぁと。 よくよく考えて見ると、風裏だとかシャローだとかって条件に当てはまる場所なら この霞水系にはいくらでもあると思うんだけど、 「その上ハードボトム」ってことになると意外に出てこないような…
まぁこの条件だけのせいではないと思うんだけど、 今回見つけたポイントはとにかくベイトが多かった。 スピナベなんか引いてるとやたらとあたってきて、 たまにでっかいのが飛び跳ねてこっちに向って来たりするから恐ろしい(汗)

まぁ残念ながらこの一本を釣った後、 のんきに昼食を取っていたらすっかり風向きが変わっちゃって、 午後はこの条件に見合った場所が見つけられなくって全くダメでした。 が、今回もう1つのキーワードであった「ロープレッシャー」 という条件をもとに色々とまわったおかげで、 いままであまり行ってみたことのなかったポイントとかも探れて、 ちょっとこのエリアでの釣りの幅が広がったような。
次回はもうちょっと釣った実感が沸くぐらい、 じっくりやり取りを楽しんで釣りたいなぁ…

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