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Fishing Report
釣行レポート
第7回小野川湖CUP … 小野川湖(9月16日〜9月18日)


小野川湖を駆ける!
今年もやってきました小野川湖CUP
2週間前のプリプラでは散々の結果でしたが、 それ以前は40UPも釣り上げて比較的いい調子で来ているだけに 今年こそはの思いでがんばってきました。

9月16日 やっとの思いで直前プラ


小野川湖にまっしぐら
毎年この時期はなぜか仕事が忙しくって、 「やっとの思いで参戦する」というパターンが続いている。 でも今年はずいぶん落ち着いていそう…

と思っていたんだけど、やっぱり何故だか直前になってハラハラドキドキの連続。 それでも何とか休日出勤の危機を乗り越え、命からがら逃げ帰ってきた。

が、安心するのもつかの間、浮かれる私にどうもご機嫌うるわしくない相方が へそを曲げ、「もう行かない!」と言い出す一大事に。
この最大のピンチも何とか乗り越え、 今年もやっぱり「やっとの思い」でキャンプ場にたどり着いた(汗)


魚探横目に竿先集中!
余談はさておき、10時の到着とともに早速出船。

さて、今回のプラではちょっと試してみたいことがありました。
前回のプラのとき、上流域では表水温が23℃台と夏モード全開だったのに対し、 桧原湖からの流れ込みの影響をもろに受ける島エリアでは 20℃以下と極端に差があったのです。
で、その両者の水がちょうどぶつかる桜島の周辺では、 魚探の水深4、5m付近にずっと筋のような影が映ってたんですよ。 後になって思うとこれっておそらく明確なサーモクラインが出来ていたんだなと。

なので料金所前シャローの沖、水深4、5mのラインをリトルマックスのドラッギングで流していく。
と、時折ルアーがコツコツと小突く硬いところでズズッと重くなる。
そんな感じで300〜400gが結構簡単に釣れてくる。 中には500クラスも絡んでくる。

料金所沖の他に、ちょうど風の当たっている対岸のヤナベワンドの北西側、 それと最上流のキャンプ場から小野川の流れ込みまでの張り出し。 いずれも広いシャローエリア隣接のディープへ落ち込むブレイク。 後は風向きだけ意識して、風下なら岸寄り、風上なら沖側と 狙うレンジを調整するのみ。

今までみたいにピンスポットに頼ったパターンじゃないし、 釣り自体もスピーディーだから当日に変化を加える事もできる。 もしかして1200〜1300gぐらいは 普通に出せちゃうんじゃないの??

9月17日 いよいよ

さて当日
今年も総勢49名の小野川湖大好きバサーが集まった。


次々に運び込まれるバスボート

おじさんも張り切ってます!


一夜でえらい減水
我々も早速準備に湖に向かうと、そこにはちょっと目を疑う光景が!
えらい減水している。

どうも台風が近づいているということもあって、 連休前にあえて水位を下げ目にしておく事がよくあるらしい。 それにしても前夜にかなりの雨が降ったはずなのに、相当の放水だったんだろうな。
なんかひと波乱ありそう…


3連覇のかかる角田さん
余裕の表情?

いよいよスタート
今年も去年と同様に開始から1時間はエンジン禁止ということで、 我々も船団の最後方からエレキで料金所沖へ向かう。

取り合えず船団がバラけるまではドラッギングするわけにもいかないので、 めぼしいハンプをキャスティングで打っていく。
と、一本松の小島で相方のシャロークランクにいきなりヒット。 しかもただならぬ引き。
一瞬おひげさんの姿が頭をよぎったんだけど、 あがって来たのは正真正銘のスモールマウス。しかもデカイ!
思わず近くにいた岩崎さんに「でかいよーっ!」と叫んでしまった。


こだわりの巻物で一発!
予感していた波乱は良い方だったのか?
もし相方がなんでもいいからあと2本釣ったら優勝しちゃうかも。 ならばさっさとドラッギングをはじめねば!
で、早速料金所沖を放水口方向に流し始める。 が、昨日あんなに簡単に釣れたこのエリアでの反応はなく、 そのままワンド上流側の大きな岬へ。
幸いまだ誰も入っていなかったので、ここではまたキャスティングで丁寧に探る。 さっきのハンプで釣れたんだから当然ここで釣れないはずはない…
と思ったんだけど、やっぱり大会はそう甘くない。

この頃ちょうどエンジン解禁を迎えたので一気に最上流部へ。 ここでのドラッギングで私が200〜300gぐらいを2本キャッチ。 例年に比べたら断然早い時間での釣果なんだけど、予想以上の苦戦。

この時がすでに10時ごろ。
ここで待望の風が出てきたのでヤナベワンドへ。 しかしそこには予想以上に人が入っていた。
しかたなく再び料金所沖へ向かうも、時間が変わってもやっぱり釣れない。

明らかに昨日とは何かが違う。

朝一のデカバスがシャロークランクでのヒットだったので、 ためしにレンジを浅くしてみる。 が、どうにも根がかりばかりで前に進まない。 今思えばシャッドとかキャロに変えてみればよかったんだけど、 この時は前日の実績からとにかくリトルマックスで押し切りたかった。

結局このままリズムを取り戻す事はできず、相方は朝の1本のみ、 私もリミットそろわないまま無念の帰着時間を迎えてしまった。


良型が次々に検量へ

もはや私の楽しみは豚汁ですわ

結果発表


豪華商品のかかったあっち向いてホイ大会
釣り以上に大いに盛り上がりました!
今大会優勝者はなんと女性。
といっても例年上位に食い込む実力者で、 前日のプラでもキャンプ場横の流れ込みで 42cmの良型を釣り上げていた方。 当日も流れ込み周辺で朝の8時には優勝ウェイトをそろえていたそうです。

実は前夜から流れ込みは止まっていたので、 内心あそこで勝負が決まってしまう事はなくなったなとほっとしていたのですが、 それでもやっぱり周辺の魚影は濃かったんですね。 おそらくそこまで読みきっての勝利だったんではないでしょうか?

連覇のかかっていた角田さんは、惜しくも15g差で2位。
前日のプラでは「全く釣れない」とぼやいていたのに、 当日はちゃんと釣ってくるんですよねぇ…
得意のラバジドラッギングとダウンショットでのワカサギ直撃でそろえたそうです。


質問責めにあたふた
そして私にとって一番ショックだったのは3位の方。
実は私と同じく料金所沖でクランク中心に巻物系の釣りを展開していたのですが、 やはり前日との状況の違いを感じ、 深い方にレンジを変えて成功したそうです。 レンジの読みが運命の分かれ道だったってことでしょうか…
そしてもうひとつのキモはカラーローテーション。 私にはこの辺の基本的なことがすっかり抜けているという事を再認識させられました。ハイ

で、例のデカバスを釣り上げた相方ですが、 なんと今大会のビッグフィッシュ賞をゲットしました。
1045g、叉長で39.7cm。尻尾の先で計ったら43cmあったようです。

まとめ


勝利のワインを手にする日は?
一応今回は「目指せキロアップ、目指せ入れ替え!」を ひとつの目標としてがんばってきたのですが、 結局はどちらにもかすりもしない、 例年となんら変わらない結果に終わってしまいました。
が、湖の状況とかさっぱり分からないまま終わっていた例年に比べると、 今年はなんか「戦った」という実感があって非常に充実しています。

毎年この大会が終わると私にとってバス釣りは暗闇のような状態になって、 そのままシーズン終了って感じなんですが、今年はまだ何だか明るいです。 秋のバス釣りが楽しくって仕方がないです。

そんなわけで今年はまだまだ修行しますよ。 そして来年こそは勝利の美酒いただきです!

大会の結果
参加人数49名
ウェイイン者数41名
リミット達成者数28名

私の成績 確か570g 30位前後
相方の成績 1045g 12位だったか?



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