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'99 Report



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Fishing Report
実釣レポート
お誕生日おめでとう!琵琶湖さんありがとう?

今回は釣行の前にこんなことを考えていました。

まず南の方はすでにアフタースポーニングの状態もあけていて、 ものによってはシャローで盛んに捕食しているんではなかろうか。 去年のように矢橋で爆釣できるかもしれないし、 蓬莱でのウェーディングなんかで超大型も…。
一方北の方はもしかするとまだスポーニングの名残があるかもしれない。 雑誌BASSWorld7月号の今江プロの取材 (5月初旬)では、月出ワンドで50upのプリスポーンバスを釣り上げているし、 フローターでヘビーカバーにラバジを打っていけば手堅いんでないの!

5月29日フローターパラダイスへ

そこでまずは湖北方面のワンドを一通り見てまわることにしました。

最初月出ワンドに向かったのですが、 すでにフローターで入水している先客がいたので、 塩津湾の方に戻って入水することにしました。 ざっと見た限り、シェードの中に子バスながら数はいるようだ。

突風、突風!
さて塩津湾では、まず一際目立つ 崩れエリの杭まわりを探っていったのですが、 ここでは全く音沙汰なし。 そのうちにどんどん風が強くなってきたので、 写真正面のアシまわりに移動しました。
湾全体の濁りがきつかったのに対し、 この辺りだけは非常に水質が良い。 底質も砂と小石が混ざった状態で、 スポーニングエリアとしては最高の条件が揃っていると思う。 期待に胸膨らませ、そーと覗いてみると…いっ、いないっ!
よく見ればスポーニングベットの跡 のような物がそこかしこに…、 そう思うからそう見えるだけなのか?

この後大浦の奥出湾でも入水してみたんだけど、 こちらはウィードの状態が去年に比べたら非常によくない。 シャローのクランキングでギルが釣れただけでバスの気配がない。
岸際のカバーで30cmぐらいのバスがちょこちょこと釣れていたが、 エリアとしてみたらここはハズレのようだ。

日没前にビッグフット前のテトラエリアでおかっぱりもしてみました。 こちらは丈の短い良質のウィードがじゅうたんのように茂っていて、 気配としてはかなりよかった。 少し離れた場所にいたバサーがベットを守るオスバスを見つけたようで、 しきりに偏光グラスで覗きながらシェイクしていました。 しかし全体的にはすでにアフターの状態のようで、 良型は沖に身を潜めているような感じでした。

初日を終えてすでにちょっとやばい気配…

ひとまず手堅く…

初日に思わぬハズレを引いたので、 2日目はひとまず去年の実績を考えて手堅く矢橋帰帆島に向かいました。
着いてまず驚いたのは、 浚渫工事がもう終わっている。 予定では6月30日までのはずなのに。 そんなわけでワンド奥の方の水質はかなり復活してきている。 所々で水面までウィードが茂っていてかなり好気配。 でも去年のこの時期ほど小魚の姿はないのが気になる。

いつもの通り、護岸沿いにいくつかある水が流れ落ちている場所を中心に バイブレーションと常吉を交えて狙っていったのですが、 一投めにギルがかかったもののアタリも少なく、 バスらしいアタリは全くありませんでした。
周囲で釣れていたのも一匹だけで、 こちらもエリアとしてハズレのようでした。 予想外の展開にやや焦り気味。

メガバスの新製品
ではありません!
G.Wに矢橋で釣った50upのバスは何だったのかと考えた時、 魚体に傷ひとつないことと、引きの力なさからして 産卵後のメスと考えた。 ならば3週間後のこの時期は盛んに餌を追っていてもいいはず。 私の知っている中で最も条件のよいフィーディングエリアと言えば… と言うことで蓬莱浜に移動しました。

こうなればアグレッシブに

蓬莱浜ではひたすらラトリンラップの投げまくり、巻まくり。 時折引っかかってくるウィードは非常に良質だが、 まだ丈はだいぶ短い。 でも岸近くにはたくさんの鮎の群れがっ! あんまり沢山いるんで、何と手掴み で捕まえてしまいました。
こんな状況で釣れないなんてうそだあぁぁぁ…

5月31日 なんとなくイメージはある

蓬莱で反応がなかったことにかなりショックを受けた私は、 勢いあまって岡山 に向かおうとしたんですが、 渋滞がひどくて浜大津にたどり着くだけで 1時間以上もかかってしまったので諦めました。
最終日は一応考えがあって鐘化に向かいました。

この日は珍しく凪で、水面が鏡のように静かでした。 すでにウィードが水面まで伸びているところもあって、 去年に比べると状況はかなりいいようです。
まず南側のワンドにフローターで入水し、 アシの中をスピナーベイトで狙うことにしました。 すると数投目にアタリ、がすぐにばれてしまった!
その後カバーの中をそーっと覗いてみると、 やたらでっかい雷魚 やら30cmぐらいのバスがちょこちょこといましたが、 口を使ってくれそうにはありませんでした。

本来鐘化に来た理由はこういったカバー狙いではなくて、 水中岬などの 立体的な地形の変化を狙っていくつもりだったんだけど、 しばらくするとさっきまでの凪がうそのように急に大荒れになってきて、 ウェーディングでの入水すら困難な状況になってしまった。

この後雄琴港にも行ったのですが結局反応なし。 ただ時折バスが激しくライズする光景もありました。

まとめ

これまでの状況から、シャローでも少ないながらも ヘビーカバーの中に残っているバスはいる事が分かった。 こういった場所を足を使って一つづつ狙っていく方法も、 一つのパターンとして成立するでしょう。
でも大半のバスはスポーニングを終えて、 やや水深のあるような場所で体力の回復を待っている状態だったんだと思う。 去年のスポーニングはだいぶ早かったみたいだけど、 今年は逆に少し遅いような気がする。 蓬莱のような場所で、もう少しウィードが成長していれば、 その影を移動しながら餌を追って岸近くまで寄ってきたかもしれない。 今回狙った場所は、特に小魚の多かった流れ込みまわりが中心でしたが、 取水塔とかのストラクチャーにからむところを狙った方が良かったんでしょう。 そういう意味では鐘化の水中岬まわりを攻められなかったのは、 ちょっと悔いが残っています。

5月29日は私の誕生日だったと言うのに、 琵琶湖はその辺のこと よく分かってないようだ。

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