バチルアーってなんだ?
ワーム禁止となってしまった西湖。
そこでT字形ノーシンカーの代用として、
先日の釣行で使用したバチルアーを今回は紹介したいと思います。
って言うかバチって何?
DUEL アダージョ85 85mm 12g
邪道 ヤルキスティック 78mm 6g

シーバスをやったことのない人にとっては聞きなれない言葉だと思います。 かく言う私も、残念ながらまだこれに「遭遇」したことはないんです。
バチとはゴカイやイソメなど、海釣りのエサでよく使うあれのこと。 普段は砂の中にいる彼らですが、春の繁殖期になると、 満月の夜とかに砂の中から出てきて水面をゆらゆらと泳ぎまわるんだそうです。 この現象をバチ抜けと言います。
もちろんこの無防備な状況はシーバスにとって格好の餌食なわけで、 つまりはアングラーにとっても願ってもないチャンス。 ここで活躍するのがバチルアーというわけ。
まずはDUELのアダージョ
バチルアーってそもそものモチーフがアレだから、
見た目にイケてないのが多いんだけど、
その点これはイケてますよね?
ところが動き的にはいわゆる失敗ルアーですよ(笑)

裏のこの絵に意味(効果)はあるのか?
投げて巻いてもうんともすんとも動かない。ただ水面直下をスーッと引いてくるだけ。
でもこれがこのパターンのキモなんだから、もちろん失敗ルアーなんかじゃありません。
実際、先日の西湖釣行でもバイトがあったのはこのルアーで、
なぜだか妙にヒメマスにも大人気だったりしました。
人間的に「釣れそう」なのと、魚にとって「美味そう」なのとには大きな開きがあるようですね。
もう一つは関西ソルト研究所でおなじみ、邪道のヤルキスティック
こっちはネーミングも見た目にもダメそうですよね(笑)
でも、パッケージに「見た目を裏切るすごいヤツ」って書いてあるんで、
その辺は自覚しているようですよ(笑×2)
で、その動きはって言うと、なるほどこっちは作り手の意図を感じるいい動きをします。

ここがヤル気の源?
先端やや上部のアイの周りが少し平たくなっていて、
ただ巻きで小幅にゆったりしたなまめかしいS字を描きます。あぁまさにバチだ!って感じ。
たださっきも言ったように、人間的に「釣れそう」が「必ずしも」ではないのであしからず…
いずれにしてもこれらは海で使うことを前提に設計されているので、 もともとシンキングなんだけど、淡水では少し沈み方が速いのかも。 もっとゆっくり引きたいなって場合は、フックをダブルに変えてみるとか、 テールにフェザーを付けるとか工夫するといいかもね。
バチルアーはシーバス界ではすでに確立されたもので、 そのバリエーションはかなり豊富だから、 バス釣りにも取り込んでみるときっと面白いよ。
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