わかさぎStyle
KT参型(2007年モデル)
〜 全体概略 〜

わかさぎ釣りをしていてふと気がついたこと。 それは、仕掛け落下時は必ずリールを置いて手を離しているということ。 逆に言うと、置いて手を離したいからフリーのロック機構が必要なんだなと。
ということで、置くだけでフリーになる、
グリップ一体型でシンプルなリールを作ってみました。
〜 フリーロック機構詳細 〜
駆動方式は従来と同じギアレス式ですが、 参型ではモーター側が稼動してスプールがフリーになります。
モーター部は柔軟にしなるプラ板を介して本体に固定されていて、 その底面には写真のように本体を貫通して突起がついています。 本体の前方にはこの突起より高い足がついているので、 普通に置いただけではこの突起は作用せず、 スプールは巻き上げ可能状態になっています。
しかし右の写真のように、テーブルのふちなどを利用して 足をはずすように置くと、 突起があたってモーター部が押し上げられ、フリー状態になる仕組みです。
フリーから巻上げ状態へ特別な操作なしに持ち上げるだけで切り替えられる事と、 誘い時などに普通に置いた状態ではフリーにならない事が最大のメリットです。

モータ底面から貫通する突起

足をはずすように置くと
モータ部が押し上げられる
この方式は、例えばボート釣りなどで常にリールを手に持って使う場合には有効ではないかもしれません。 ですが、自分の釣りスタイルに限定した使いやすい方式 を形にできるのが自作ならではですよね。
〜 良い点 〜
− いつかは二丁流 −
何度も言っちゃいますが、こいつは置くだけでフリーと巻上げ状態が切り替えられます。
おまけに巻き上げ開始のスイッチが上部についています。
つまり!左右両用なのです。
市販のリールでは意外にないですよね。なんででしょう?
〜 問題点 〜
− 濡れたらダメ?なリール −

改造後
滑り止めシートで巻上げ力UP↑
使い始めは実に絶好調だったのですが、 しばらくしてスプールが濡れてくると、 モーター軸を押し当てている部分がスリップしてしまい、 全く巻き上げられなくなってしまいました。
この方式ではスプールへの押し付け力をモーターの自重だけに頼ってるので、 従来型と比べると明らかに押し付け力が不足しています。 が、単純にバネなどで押し付ける機構をつけてしまうと、 今度は置くだけでフリーにならなくなってしまいます。
そこで改善策として、スプール側の押し当て部分に 写真のように滑り止めのゴムシートを貼ってみました。 こうする事で押し付け力はそのままでも巻上げ力は大幅にアップしました。
ただし、ある意味「絶妙なバランス」のもとに成り立っている方式であり、
今後量産するには更なる安定度アップが必要そうです。
「シンプル イズ ベスト」ですね。 (2008年1月追記)