わかさぎStyle

〜 簡単!竹穂先の作り方 〜

簡単!竹穂先の作り方

竹は強い粘りと反発力があって、わかさぎ穂先には最適。
一般的なグラスより加工もしやすく、なにより入手しやすいお勧めの素材です。


100円で60本!
えらいこっちゃw

〜 材料 〜

まず材料となる竹ですが、ずばり、すし巻きがお勧め!!

100円ショップで売ってます。
穂先としては竹の皮の部分を使うので、 必ず皮が残っているものを買ってください。

その他に、ガイド用の細い針金(#30)、 リールとのジョイント部(私の場合はφ5mmのアルミパイプ)など

〜 作業工程 〜

作業工程は以下の4つ。順に説明していきます。

@ 竹の下処理をする
A 竹を削る
B ガイドの作成と取り付け
C 仕上げ

− 工程@ 竹の下処理をする −

まず火入れをします。
火入れと言ってもとても簡単で、オーブンで焼くだけです。 火入れをすることで樹脂が変質し、竹が強くなります。

すまきからほどいた竹をクッキングシートの上に並べ、 200℃で15分を目安に焼きます。
最適な温度と時間は素材や機器によっても異なるので、 上記はあくまで目安として調節してください。 竹の皮面がうっすらキツネ色に変わればOKです。
表面に余分な樹脂や汚れが浮き出てくるので、これをきれいにふき取ってください。

火入れが終わり竹が冷めたら、皮面にウレタン系の塗料を薄く塗ります。
これを塗っておくと、次の削りの工程で竹が裂けてしまうのを防ぐことが出来ます。 本当に薄くていいので、塗料をしみこませた布で拭くように塗っています。

− 工程A 竹を削る −


焦らず慎重にね

穂先としては皮面を使うので、反対側の面のみを削っていきます。 写真のように万力(これも100円ショップで購入)などで台に固定し、 小刀の刃をあてて引くように削っていくと良いと思います。

今回作った穂先は一番良く使うオモリ1〜1.5g用で、 やや胴調子なものを狙ってみました。 ガイドを取り付けるとやや硬くなるので、 この時点では少し柔らか目に仕上げるのがコツです。


0.5g負荷

1.0g負荷

1.5g負荷

− 工程B ガイドの作成と取り付け −


暇な時に作りおき

ガイドの作り方は超簡単
針金を棒に2回巻いて、両端をねじって止めれば完成です。 わかさぎ相手なら強度もそれほど必要ないので、 針金はステンレスの30番という非常に細いものを使っています。

次にガイドの取り付けです。
ガイドの取り付け位置は、穂先がしなった状態でも ラインが穂先に触れないように配置します。

まず先端ガイドを取り付けて、オモリをつけたラインを穂先に沿わせて垂らしてみると良いでしょう。 写真のような「ガイドクリップ」を作って実際に試してみると分かりやすいですよ。

位置が決まったら瞬間接着剤で仮止めし、スレッドを巻いて固定すればOKです。

− 工程C 仕上げ −

穂先の裏面(削った側)にも薄く塗料を塗って、ジョイント用のアルミパイプを接着すれば完成です。 先端ガイドを蛍光塗料で塗ると、アタリが見やすくなりますよ。



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