Fishing Report

釣行レポート

〜 8月13日 シンボルマウンテンへ 〜

裏磐梯5日目
予報では天気がいいのも今日までということで、恒例の山登りへ出かけました。 ここ裏磐梯に通いながらも今回がはじめてとなる磐梯山です。

キャンプ場を出発し、R459を猫魔方面へ。 有料道路のゴールドラインへと入って、 その途中の「八方台」に着いたのは朝の7時ごろ。

以前この道をドライブしたとき、 何でこんなところに車がいっぱい止まっているのか不思議でしたが、 実はここが磐梯山への出発点だったのです。
この時間ではまだガラガラでしたが、戻ってきた頃には車でいっぱいでしたよ。

さて、ここから頂上までは往復で4時間ほど。 磐梯山の登山コースとしては一番お手軽なコースで、 登りはじめは散策気分の広くて歩きやすい道のり。 ですがすぐに幅は狭く傾斜も急になってきて、 やっぱりそれなりの登山へと変わっていきます。


これ入る人も居るかも いないかぁ?

そろそろ息も上がってきた。
ちょうどそんな頃、ふっと開けた場所に出ました。 以前は宿があったと言う中の湯です。
今は廃墟と化してちょっと不気味ですが、 その脇の白い池には今も沸々と温泉が湧き出していました。 硫黄系のいいお湯です。

ここからまたしばし深い森の中を登っていきます。 毎度のことながら「何で山なんか登ってるんだろう?」と自問してしまう長い道のり。 時折開ける視界に何度も励まされながら延々のぼり続けること約1時間、 最初のビューポイント、弘法清水へと出ました。


私の眼にはパズーとシータの姿が見えている

さっきまでの自問に全ての答えが出払う瞬間です。
この場所はあのばっくりと崩れ落ちた部分のてっぺんにあたるので、 その荒々しい火口壁を見下ろすことができます。 しかし崩れ落ちずに残った手前側は、 その壮絶さとはかけ離れたなんとも のどかなお花畑になっています。

前回の池原遠征以来、どうもジブリチックな私。 この対照的な風景を見た時も、 なぜかラピュタを見たような気分になってしまいました。 パズーとシータがラピュタから脱出する際、 一瞬目にするロボットと小鳥たちの姿…あんな感じです(伝わる?)

それはさておき後ろを振り返ると…
あれ、もしかして頂上ってまだあんな上ですか?


マジで!?

とりあえず水飲んどけ

山に登るといつも不思議に思うというか感心するというか、 つくづく人間の歩く力ってすごいなぁって。 自分のはるか上に見えてたあの場所に、いつの間にかたどり着いちゃうんですよ。
弘法清水から約30分、いよいよ頂上です。


湖が地図通りの形に見える快感

すごい、とにかくすごいです!!
360°すべて見渡せる山って実ははじめてかも。 前を見れば猪苗代湖、そして振り返れば桧原湖に小野川湖も。 この山がしでかした全ての事象を見渡した! なんだかそんな壮大な気分を味わえました。


もう空は秋でした

今回我々が歩いた八方台コース、 いつもなら標準タイムを大幅にオーバーする我々でもほぼ予定通りに歩けました。 磐梯山の登山コースはどれも途中にトイレがないので、 4時間少々で帰ってこれるこのコースは安心です。

ですが、八方台から弘法清水までの道のりは意外に単調で見所も少なかったような…
弘法清水より先がすばらしかっただけに、逆にそう感じたのかもしれませんが、 コースタイム通りに歩けてしまった理由の一つでもあると思います。

磐梯山のダイナミックさを存分に味わうなら、 やはり裏磐梯スキー場からあの火口壁をたどってくるロングコースでしょうか。 次回は是非そちらにもチャレンジしてみたいものです。

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