Fishing Report

釣行レポート

〜 7月31日 もう一つのリベンジ 大台ケ原へ 〜


モスフォレスト、大台ケ原

池原4日目
今日は釣りはお休みして大台ケ原を歩いてみました。 遠征恒例の山歩きです。

大台ケ原へはキャンプ場から車で1時間ほど。 R169を北上し、大台ケ原ドライブウェイへと入ってビジターセンターへ。
このドライブウェイが冬の間は通行止めで、 それで前回は来れなかったんです。
おそらく冬はだいぶ雪が降るんでしょう、納得の涼しさです。 100mで0.6℃理論がようやく成立したって感じです(?)

さて、今回我々が歩いたのは最もメジャーな東大台コース。 百名山の日出ヶ岳などを約4時間ほどで周れるお手軽な周遊コースです。 (コースマップはこちら→大台荘・大台山の家
本来このコースは、まず最初に日出ヶ岳に登って、 最後にシオカラ谷を通って帰ってくる時計回りが一般的です。 が、へそ曲がりな我々はあえて逆回りしてみました。 でもこの方が絶対にいいような気がします。
と言うのも、ほぼ平坦なこのコース中で、 唯一とも言えるきついアップダウンがあるのがシオカラ谷。 これを最初に済ませてしまうのと最後に迎えるのとでは、 散策後の印象がだいぶ違うと思うのです。


最後にこれは辛いよ

下り終えての小休止

シオカラ谷からのきつい上りを過ぎると、 このコース一番の見どころ、大蛇ー(だいじゃぐら)に出ます。
目の前に広がる山々、そして絶壁!
反対側から見たらこの場所はいったいどうなってるんだろう?


ひやぁ、もうダメ 退散!

いくつか写真を撮ったのですが、この迫力を私の腕前ではとうてい伝えきれません。 しばし見とれる絶景です。

「あっ、でももし今地震があったら転げ落ちちゃうんだろうな。だって人間ってちっぽけだもの」

なんて考えてみたり…
池原に来てからというもの、なんか妙にジブリチックです。

大蛇ーを後にして、この先の牛石ヶ原でお昼にしました。 ビジターセンター横の物産館で売っていた柿の葉寿司。 なかなかお勧めです。

さて、ここから先はほぼ平坦な道のり。と同時に木々の様子が一変します。
大台ケ原のもう一つの顔、正木ヶ原です。
この辺りもつい最近まではうっそうと茂る原生林が広がっていたそうなのですが、 50年前の伊勢湾台風によって多くの木々が倒れてしまったんだそうです。 またその後に笹が茂り、それを食べる鹿が増えたことで、 木々の立ち枯れが加速してしまったんだそうです。

ところで、実は今回もまたボート屋さんに鹿肉をご馳走になったんですよ。 しかも今回は刺身でも。削ぎ切りにした赤身をレバ刺しのように塩とごま油で…
これが超うまいのなんの!なにげに肉の中で鹿肉が一番好きかもってぐらい。


じゅるっ


あっ、逃げた!

そんな魅惑の食材に見守られながら(?)正木峠を越えていくと、 いよいよ大台の主峰、日出ヶ岳へ。
逆周りも功を奏してこのときは我々のみ。 世界有数の多雨地帯を生み出す尾鷲の風を感じながら、 ここ大台の自然を堪能することが出来ました。


また来るよ

今回我々が歩いたコースは本当にお手軽な散策コースでしたが、 それでも山歩きの魅力に溢れる素敵なコースだったと思います。 大台ケ原にはこの他にも、大原生林の中を歩く西大台コースや、 幾つもの滝や沢を越えて2日かけて登る大杉谷コース(現在通行止)など、 本格的な登山コースが幾つもあります。 是非ともまた足を運んでみたい、そう思わせる幻想的な世界でした。

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